玉露を美味しく飲める店を探す旅で、
今回は神奈川の藤沢にあります「茶来未(ちゃくみ)」さんへ訪問してきました。
神奈川で日本茶を作っているイメージはあまりないですが、
茶来未さんは自社で茶葉を栽培されて商品化されておりまして、
非常にオリジナリティの高いお茶を頂くことができる一押しのお茶屋さんになります。
玉露を神奈川で美味しくいただく旅!茶来未さんで玉露を飲んで、GET!
お店の紹介
茶来未さんは今回訪問するまで存じ上げ無かったのですが、世界緑茶コンテスト2009最高金賞&パッケージ大賞、世界緑茶コンテスト2013最高金賞&パッケージ大賞を受賞されている実力派のお茶屋さんです。中国茶等の海外のお茶も参戦する大会で入賞とは凄まじい実力です。元料理人の茶師 佐々木 健さんがお茶を作られているそうで、お会いできた際には是非ともお茶トークをしてみたいものです。
茶来未さんのWEBページ、茶師の想いからもお茶に対するアツイ気持ちが伝わってきますので以下、引用です。
作り手の顔が他の食物に比べお茶業界ははっきりしません。しかし私は工場とは別に店舗を構え、新しい世代の日本茶作りの担い手として、日本茶文化の継承と若い世代に日本茶の素晴らしさを後世に残すべく「茶来未」を立ち上げたのです。 お茶作りの合間を見ては、直接お客様の前に立ちお茶を淹れさせていただいております、それにより味のトレンド・嗜好・お茶を取り巻く環境が商品開発に活かせるのです。お茶の世界も作り手の顔が見えるよう日々努力をしていかなくてはいけないと私は考えます。
アクセス
茶来未さんへのアクセスは、最寄り駅の小田急線 湘南台から4km程離れてますので今回はレンタサイクルを借り訪問しました。ハローサイクルというサービスを使えば駅前で自転車を借りれまして非常に便利です。
道中は広い道路で運転しやすく、自転車で15分程進むと茶来未さんに到着します。
内装・外装
茶来未さんの内装・外装を紹介します。私のinstagramのアカウントでも紹介しておりまして、以下のような四角い外装になります。
壁の縦横になっている木もオシャレでステキです。
内装はお茶と急須がオシャレな棚に陳列されています。
instagramの4枚目のように世界緑茶コンテストの賞状も飾ってありました。
■訪問した際のinstagram投稿
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飲んだお茶
玉露を神奈川で飲むことを目的に訪問させてもらいまして、茶来未さんには「むかんしん」という朝比奈の玉露がありました。また、気になるお茶があれば試飲可能とのことで以下のお茶を頂くことにしました。
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1世界緑茶コンテスト2009年最高金賞 玉露むかんしん
まず、朝比奈の玉露 むかんしんを頂きます。世界緑茶コンテストに入賞した玉露、一番に頂きたいに違いないです。試飲用の玉露があったとのことで、早速提供していただきました。こちらの玉露むかんしんは、茶来未さんで合組されたブレンドされた玉露になります。お茶のイベント等で玉露を頂く場合はシングルオリジン(単一種類)の玉露が多いのですがブレンドは珍しい印象です。味わいは玉露ならではの旨味も有りつつも火入れの香ばしさも合わせて感じる非常にバランスの良い練られた玉露に感じました。旨みで衝撃を与える玉露とはまた違った印象の味わいで美味です。
玉露の味はより正確にお伝えしたいので購入して家で飲んだ、むかんしんのテイスティングコメントも記載しておきます。
まず玉露の茶葉ですが私が良く飲む玉露の中では1本1本が短め、細かめの様子です。色は非常に鮮やかです。
玉露の水色ですが、通常の玉露の黄金色というよりは少々緑が深めな水色です。温度も50℃以下で抽出していますので若干の緑が濃い玉露と言えると思います。
味わいはお店で飲んだ印象と同様に上品な玉露の旨味に加えて香ばしい緑茶の香りが立っている印象でした。玉露によくある磯っぽい香りというよりは火入れしたお茶で感じる香ばしさ。入れたての温度(40℃程度)で飲む分と旨みと香ばしさのバランスが良く少々焙煎味のある余韻が長く美味です。苦みは殆どありません。温度が冷めて来ると僅かなビターさを感じ、玉露の旨味と渋みから上質な栗のような渋み・味わいを感じました。
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2世界緑茶コンテスト2009年最高金賞 深蒸茶ぱちり
2つ目にいただいたのは「深蒸し茶ぱちり」になります。こちらの深蒸し茶は静岡県掛川のお茶がベースになっているようです。そのお茶に幼茎と呼ばれる茎をブレンドすることで香り高いお茶に仕上がっているとのご説明がありました。
実際に飲んでみると、深蒸し茶のさっぱりとした旨みに加えて香ばしい香りが立つ。私は玉露で感じた香ばしさに似た香りがあるなと感じました。火入れの仕方が共通なのかなと思うところもありますが実態は不明です。味は間違いなく美味で一般的な深蒸し茶よりも香りに奥行きがある印象です。茶葉は細かめな印象ですね。
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3湘南ゴールド緑茶 ひだまり
3つ目にいただいたのは「湘南ゴールド緑茶 ひだまり」です。このお茶は自社茶園で育てた神奈川県産丹沢大山茶と柑橘系の果物である湘南ゴールドの皮をブレンドしたお茶になります。茶葉の中にバッチリ湘南ゴールドの皮が入っております。
味わいはというと、こちら驚きました。
バランスの良い緑茶と湘南ゴールドの柑橘味が見事にマッチ。
衝撃的に美味しい!というよりは、十分に美味しいお茶と柑橘のコンボでずっと飲んでいたい、また飲みたいような気持ちになるお茶です。この感覚は久しぶりで常飲のお茶にしたいなと思いました。
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4茶師のまかない一番茶
こういうタイプのお茶はお茶屋に訪問してお話を伺う機会が無いと出会う機会がまず無いお茶であり、訪問した意味があったお茶の発見と言えます。
早速入れていただき味わいはというと、想像していた通りとても美味しい。粉末に近い茶葉も入っているので水色が緑色になりますが、味わいは旨みが多めで本当にリーズナブルです。
コストパフォーマンスよく美味しいお茶を飲みたいという方には間違いなくお勧めの一品ですね。
購入したお茶・商品
陳列されている全てのお茶が欲しい気持ちでありましたがグッと堪えまして、お茶は玉露と、世界緑茶コンテスト2009最高金賞受賞 煎茶そんならば、湘南ゴールド緑茶 ひだまりの3つを購入しました。
玉露は入れ方で味わいの変化がどう変わるかを自宅で実験してみたかったため、そんならばは試飲していなかったため、ひだまりは日常で飲むのに最高のお茶と感じたからでした。
またお茶を使ったアイスも有名だそうで、足利煎茶アイスも購入し頂きました。
まろやかなミルクアイス主体に煎茶の味香りが優しく乗り美味なアイスでした。
購入の仕方・お勧め
茶来未さんのお茶は楽天でも購入可能なことに後から気づきまして、今回紹介したお茶を整理・紹介しておきます。
まとめ
玉露を求め茶来未さんを訪問しましたが、玉露のみならず、様々なお茶に出会うことができました。
中でも柑橘の入った緑茶で、これほどリピートしたいと思ったお茶は初めてだと思います。
実際に足を運ばないと分からない世界がまだまだありますが、今後ともお茶の情報を発信していきたく思います。
記事を読まれた方は是非、茶来未さんのお茶をお試しいただければと思います。