Music ボイパ

ボイパで使う音色の基本について知ろう!生演奏で良い音色を出す基礎力をアップしよう!

ボイスパーカッションを第三者に指導する機会をいただきまして、ボイパを効率的に学べる方法を整理し発信したいと思います。

今回はご要望から「ボイパの音の出し方」についてです。

ボイパの各音の出し方の紹介に加え、実践で使うために鍛えるべきポイントをご紹介します。

目次

  • ボイパで使う音色の基本について知ろう
    • バスドラム(キック)
    • ハイハット
    • スネア
    • クラッシュ
  • 音色とアクセントによるリズムの構成を考えよう
  • 生演奏で良い音色を出すためには?基礎力をアップしよう
    • 息が持つように演奏するには?
    • リラックスして演奏するには?
  • まとめ

1.ボイパで使う音色の基本について知ろう

ボイパで使う音色について学んでいきましょう。ボイパと聞くと特別・特殊なものと思いがちですが目指すべき姿は楽器と変わらないと考えます。「優れたパーカッションとは?」を自問自答しながら練習していくと良いです。

そこでドラムやパーカッションで基本の音として使われる、バスドラム(キック)、ハイハット、スネア、クラッシュについて学びましょう。

ザっとドラムセットの写真を見てください。それぞれの各音色を習得していきます。

ドラムセット

ドラムセットの図です。これをイメージしましょう。

ボイパの音色1.バスドラム(キック)

ボイパの音色の1つにバスドラム(キック)があります。ドラムセットで言うと足でペダルを踏むとなる太鼓のようなものですね。

ドラムで演奏すると低音が鳴り響きます。曲の土台となる低音と言われますね。ボイパでどれくらいのバスドラムの音量を出したら良いのか難しいところですが、私は2つのサウンドを使い分けるとどんな曲でも対応可能と思います。

1つは音圧が強い「クラシックキックドラム」、もう一つは「ドライキックドラム」です。

クラシックキックドラム

会話で放つ「b」の音を大きくしようと練習することで実現することができます。

humanbeatbox.comというサイトにある動画が分かりやすいので、これを見て習得すると良いです。

声あり(ハミングしながら)のクラシックキックドラム、声なしのクラシックキックドラムを使い分けよう!と説明されています。

ハミングすれば音圧は強化されますので、この使い分けでも2種類の音色が取得できますね。

「b」の音の音圧を強化するには、口の中の空気圧を上げてから放つと圧が大きくなります。

 

ドライキックドラム

ドライキックドラムは「d」のサウンドです。英語のdogを発音する時の最初の音を大きくするイメージです。上あごについた舌を「d」音を出そうとすることで舌が空気で前に弾かれることで「ドッ」と軽い音がなります。重すぎず、音価が短い音になるのでアカペラで他のパートを邪魔せずキックドラムを表現することができ非常に使いやすいです。

私はこの方法に加えて口を閉じて演奏することで唇の弾き音も加えてドライキックドラムの音としています。口を開けたまま放つと次の音に繋ぎにくいので簡単にできる方法がおすすめです。

ボイパの音色2.ハイハット

ドラムでハイハットというとオープンハイハット、クローズハイハット等、ハイハットにも種類があります。目立たずビートに従ってずっと鳴っているような使い方が多いですね。ボイパの場合もオープンとクローズを厳密に意識した方が良いかもですが、私はハイハットは「ス」と「チ」としか基本使いません。人の舌打ちの音に近い音で、周波数が高く基本的に他のボイパサウンドよりも明確に聴こえるのがこのハイハットです。どの曲でも頑張って「チ」を使っていると目立ちすぎて聴きづらい演奏になります。従って、殆どの曲は「ス」で表現することにより聴き映えに丸みを持たせる、ファンクのようなハイハットを立たせて聴かせたい時には「チ」を目立たせるところに使う、という使い分けをしています。

以下、ハイハット音源のサンプルです。前半が「ス」後半が「チ」です。

ボイパの音色3.スネア

ドラムの要、スネアです。音の役割を厳密に言い当てている表現が案外見当たらないものですが、リズムに強いアクセントを与える音と理解しています。ハイハットは周波数が高くて目立つが音圧はスネアほどではありません。バスドラムの低音をスネアで解放すると理解するとイメージが付きやすいかなと思います。

アカペラで使うスネアは有声・無声と2つあると言われます。私のあるべきボイパ像は無声は必須で習得、有声は任意で習得すると良いと考えます。近年、アカペラのボイパで海外のbeatbox風な音色が使われるようになり、有声では実施が難しいサウンドが多様されるようになっているためです。基本的に無声の「クラシックPスネアドラム」と「インワードKスネアドラム」を習得しておけばアカペラではほぼ困らないですね。

クラシックPスネアドラム

クラシックPスネアドラムです。アカペラで使いやすく他のパートの演奏を邪魔しない、音価が短くリズムを立てやすいのが特徴ですね。

「ップ!」と言う音を鳴らします。唇の先をキュッと閉じ口の中の空気圧を高め、その圧が漏れ出る瞬間の破裂音を利用して「プッ!」と演奏します。「プ」音ができれば、お好みで「プ」音の後に「sh」を入れたり「ss」を入れたりすることで簡単に音色が変わるので曲に合わせてスネアの語尾を変えて演奏すると良いです。以下の動画で語尾を変えた音色の違いを解説しています。

インワードKスネアドラム

インワードKスネアドラムです。オールドスタイルのbeatboxでよく多様されました。KENNY MUHAMMADさんが最初にやったスネアドラムでKスネアという名前が付いたと聞いています。

アカペラで使う時はPentatonixやNaturally 7のパーカスを真似する場合に使えます。J-POPの曲で使う場合は音が強烈に目立ちすぎる傾向があるので要注意しましょう。

やり方としては声帯をしっかり閉じる準備をしてKと言いますか「キー」と息を素早く吸うことで音が鳴ります。最近のbeatboxでは口のサイド(奥歯の周辺等)を使ったKスネアの出し方が流行っており、空気を吸い込みすぎて咽るリスクが減るので最新技術を習得すると良いと思います。昔のスタンダードな動画と最新の日本の方が解説されている動画を紹介しておきます。

昔のスタンダード

最近のテクニック

ボイパの音色4.クラッシュ

最後にクラッシュです。シンバルとも言いますね。ここまでで音色を3つ獲得できましたら音を出すのは簡単で、バスドラムの後に「Shhh」と強く余韻を付ける、スネアの後に付ける、等して音を出します。余韻の音色に拘ると音がそれっぽくなってきます。

このクラッシュはサビの1拍目等、思いっきりアクセントを付けたい時に使います。それ故に演奏に少々のパワーがいる音になるので「リズムのズレ」に要注意な音です。数年ボイパをしていてもクラッシュで拍が崩れる演奏も見ますので(アカペラのみならず楽器でもそうですね)、クラッシュを打っても拍が崩れないように練習しておく、ことでクオリティの高い演奏が期待できます。

茶師
クラッシュをコッソリ練習することが上達の隠れた近道とは…自分だけでやってたらなかなか気づけませんね。

2.音色とアクセントによるリズムの構成を考えよう

ボイパの音色について学びましたので次は使い方です。ボイパの各音を使ってリズムを構成していきます。ポイントはそれぞれの音の用途を理解して使うことです。基本的にはバスドラムは低音域のアクセント、ハイハットは高音域でリズムを刻む、スネアは音圧のあるアクセント、と言った理解で良いです。

このアクセントの付き方が曲のジャンルによって、概ね正解があるので、それを狙って演奏するという形です。

例えば、ボサノバのリズムで1例を出します。

Bがバスドラム、Tがハイハット、Pがスネアドラム、それぞれが8分音符の長さで表現すると以下のようになります。

B T T B T T P T |T T P T T P T T |

茶師
ぼつつぼつつぷつ!つつぷつ!つぱつつ

バスドラムとスネアの位置がアクセントになり、このアクセントだとボサノバっぽく聴こえるなぁ…となります。

演奏する曲のリズムはどの位置にアクセントが来たら良いかを考えて演奏すると、その曲のリズムが表現できるとなります。

茶師
曲のジャンルとアクセントはドラムサイト等を見て学んでおきましょう!

3.生演奏で良い音色を出すためには?基礎力をアップしよう

ボイパの音が出るようになり、アクセントも理解できたらジャンル別のリズムを表現できるようになっていると思います。その上で生演奏でも練習と同じような音色で演奏できるようにするにはどうしたら良いか?のポイントを記載します。

息が持つように演奏するためには?

ボイパ初心者の頃はボイパをしていると息が駄々洩れになって呼吸が続かない現象が起きます。息が持つように演奏するために無理やり呼吸するポイントを作ったり、吸う系の技を多用したりするのは一時しのぎ的な解決策であり基礎能力が上がっている訳ではないと考えます。自然に呼吸しつつボイパが演奏できる状態を目指したいところです。

それを実現する練習方法がありまして息を60秒吐き続ける練習」です。

時計を見てどんな少量でも良いので息を吐き続けられるかチャレンジしてみましょう。

徐々に吐き続けられる時間が伸びたら成長しています。

その吐き続けている感覚でハイハットの「ス」を演奏してみてください。

今までの息もれ、無駄のある呼吸法から超少量の空気で音が鳴らせるボイパが実現できます。

慣れてきたらバスドラムやスネアも入れてみましょう。吸う系の技で息を持たすのは、これが出来てからの方が効果的ですね。

茶師
最小限の空気で音を出す効率的なボイパをすれば息継ぎも簡単!

リラックスして演奏するには?

私も過去、ボイパの音を練習して単音は出せるようになった!アクセントも理解できて入れる場所も理解できた!でも生演奏になると、どうしても失敗してしまう!現象がありまして、これを解決するにはリラックスした状態、日常の練習の状態と同じように演奏することができれば解決できます。

それを実現するためには「舌を上あごにつけて下に降ろすとコロンと鳴るやつ」を練習します!

音的には以下の音の小学生等が遊びでやる音です。懐かしいですね。

ポイントはこの音を出しながら「アゴが上下に動いていないか」です。

アゴが上下にガクガク動いていたら失敗です。口周りの筋肉が緊張している証拠です。

もっとリラックスして、顔の筋肉を手で触って緊張しているところを見つけ脱力し、コロンと鳴るやつを練習します。

鏡を見て練習していると、どんどんアゴの動きが小さくなっていくのが分かります。

最終系としては、舌だけ動いて音が鳴っている状態が実施できれば良く、顔周りの筋肉の緊張が無い状態でボイパを出来る下地が出来ました。

この感覚を忘れず、バスドラム、ハイハット、スネアを実施してみることで、緊張による演奏のブレを軽減することができ、生演奏に強いボイパーに近づきます。

茶師
生演奏で普段の練習の実力が出せるように鍛えておくのが重要ですねぇ

4.まとめ

ボイパで使う音色の基本についてご説明し、音色とアクセントによりリズム構成、演奏時の基礎力を高める方法をご説明しました。

基礎的な内容になりますが、これがちゃんと出来ているか否かで練習量に対する成長が変わって来ると思います。

どんどん伸びていくためには基礎をちゃんと習得しておきましょう!

音がちゃんと出せるようになれば次はマイクを通しての音色を研究していけば良いのでShure58は早めに手に入れておきましょう。

アカペラでスタンダードなSHURE58です。ボイパの音が出るようになったら、これを通してどんな音が鳴るかを習得できれば、ライブでの音色は完璧になります。

リズムの取り方については以下の記事で学んでいただければと思います。

黒人ミュージシャン
黒人リズム感の秘密とは?ボイパのリズムを強化し黒人リズム感を会得しよう!

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スタジオで演奏したボイパ音源はこちらからで紹介しています。

スタジオのミキサー画像
NOAHで配信ライブ体験!アカペラ演奏で使わせてもらいました!

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