「お茶はコロナに効果あり!」というニュースをお茶好きの人は目にしたことがあるのではと思います。わたしもお茶を毎日飲んでおりまして新型コロナウイルスにはかかりにくいだろう!!と思ってましたが…ついに感染してしまいました。
コロナに感染しますと今のご時世(2021/08現在)だと「自宅療養」になる方が多い状況です。
都内では自宅療養で重症になったりとニュースになっていますね。
わたしも完治するまで自宅療養で過ごしましたがどう自宅療養したら良いか?WEBを調べても殆ど分かりませんでした。急に体調が悪くなることもあり自分で出来る範囲の健康チェックも大切になりますね。わたしの症状は「軽症」でしたが、コロナ感染5日目の夜中から39℃台の高熱が1週間程つづき薬が効かないと寝れない状況でハッキリ言ってメチャクチャつらかったです。咳も思いっきり出ていました。
そんな毎日を過ごしていると解熱剤をうまく服用し発熱・睡眠時間をコントロールするコツをつかむことができ回復をはかることができました。わたしのコロナ経験談と発見したコツをご紹介し、1つでも自宅療養のお役に立てればと思います。医療関係者ではないためあくまで体験談としてご参考ください。
コロナ自宅療養を実際に体験してみて
コロナ自宅療養を実際に体験してみての症状、過ごし方のコツ、準備したいもの、相談先、治ってきたらどうする?等、わたしが療養中分からなかった内容をご紹介します。WEBで検索しても現在はワクチンの話や政府の方針などの記事が殆どですので実際の療養については頑張って検索する、あるいはTwitterの発信をチェックするなどで情報を得ていました。
自宅療養期間と症状
わたしがコロナで発熱したのは7/31の夜が最初でした。熱は37.5℃程度で疲れからの発熱かな?と軽い気持ちでしたね。
発熱するとかかりつけのお医者さんがあり発熱外来を受け付けている場合はそちらへ、かかりつけが無い場合は保健所に相談、という形でコロナの感染確認を進めます。わたしは8/1に過去に訪問したことのある病院にいきコロナのPCR検査を行い8/2に陽性となりました。
発熱の状況と日時の推移は以下のグラフのようになっています。8/4まではそこまで高熱が出ず大したことないなと思っていましたが発熱6日目にいきなり39.5℃の高熱が出ました。それから8/11まで熱が下がる気配がなく…また咳も絶えずありコロナの大変さを身に染みることになりました。今思い返せば8/4に風邪と似た鼻づまりから味覚が鈍くなったのを覚えています。
熱がおさまっても咳がひどかったため自宅療養終了日は8/18となりました。
■わたしの体温と日時の推移
わたしの体験したコロナの症状をまとめると以下です。
わたしの体験したコロナの症状
- 39℃台の高熱が1週間続き、同時に咳がすごく強くなる
- 高熱・咳が出すぎて寝れない
- 咳が強すぎて胸が痛い
- 高熱が出始める前に味覚と嗅覚が弱くなる
- 食欲はゼロではないが固形物を食べる気が起きない
コロナが進んできますと急に高熱が出て、過去一番つらかったインフルエンザと同レベルの強い咳が出ました。数日で回復すれば良かったのですが1週間程度高熱・咳が続き、どんどん体力が奪われていく感覚がありました。わたしの場合は解熱剤と咳止めが無いと全く寝れないレベルでしたね。また療養期間も長くなり、ずっとベッドに横たわっていると首筋・肩・背中が痛くなり非常に寝づらい状況にも陥ってきます。わたしの症状では「高熱」「咳(痰)」とどううまくつきあっていくかがポイントでした。
グラフの矢印マークで示したところは保健所からの連絡で、「コロナ陽性の人は最小10日間は療養してください」「保健所と発熱センターの連絡先」「療養の期間終了確認」などでした。諸連絡が主で自宅療養でどうしたら良いなどの話は無かったです。
いつこの症状がよくなるのか、重症化しないのか?など分からないことだらけで不安のまま毎日を過ごしていくこととなりました。
自宅療養期間の過ごし方のコツと準備したいもの
わたしが実際にコロナ自宅療養を行い、体験した過ごし方のコツと準備したいものをご紹介します。
過ごし方のコツ1:高熱対策
わたしの症状で一番ポイントだったのは39℃台の高熱とどうやって毎日向き合うかでした。高熱が出てしまうと頭痛や倦怠感が増し咳もひどくなり全然寝れない…という非常につらい状況。毎日よくなる方法を考えて思いついたコツは解熱剤を飲むタイミングのコントロールです。
PCR検査を受けた際に解熱剤として「カロナール」「ロキソプロフェン」の2つをもらってました。
39.5℃前後の熱が出るとカロナールだけでは38.6℃程度までしか熱が下がらず、つらさが殆ど変わらないためロキソプロフェンを飲まないとキツすぎることに気付きました。
ロキソプロフェンは胃に副作用を与えることもあり毎食後1日3回という処方でしたが、わたしの場合は7時間経過すると解熱作用が切れてヤバい状態が再来…となりましたので途中から6時間置きにロキソプロフェンを飲むように変更しました。0時→6時→12時→18時のサイクルです。(薬の服用頻度を上げて問題ないか薬剤師の友達に相談して実践しました)
高熱が出る前に解熱剤を飲むサイクルを実施することで解熱の効いた37℃台で生活することができるようになりました。高熱が出ない状態だと睡眠時間を確保できますし、食事も取りやすくなり回復スピードが増した感覚を得ました。
過ごし方のコツ1:高熱対策
- カロナールでは解熱効果が弱くロキソプロフェンを飲む(わたしの症状では)
- 寝る時間を考えて6時間置きの周期で1日4回解熱剤を飲む
高熱と向き合っていく生活サイクルができ安心して寝れる状態、非常に効果的でした。合わせて咳止めの薬も同じタイミングで服用しております。
過ごし方のコツ2:呼吸をしやすくする
コツ1で紹介した通りのサイクルで咳止めも服用しておりますが咳がひどく寝れない日もありました。症状は、つよい咳を毎日しているので肺が疲れ呼吸のしにくさが増す、痰が喉に貯まり目覚める…といった感じですね。
どうすれば空気を吸いやすくなるか試行錯誤したところ、まず部屋の換気が重要と気づき、窓を開ける・換気扇を回す、湿度が高く息苦しいときはクーラーでドライをかける等を実施しました。すると空気が吸いやすくなり鼻でしっかり呼吸して横になることができました。
加えて、寝る前に呼吸のしやすい体勢を試行錯誤することが大切でした。
WEBで呼吸のしやすい体勢を調べ試してみたり、ベッドでどうしても呼吸がしにくい場合はイスに座って呼吸を整える、座ったままちょっと寝るなどの工夫を行いました。
本当に厳しいときはそれでも中々寝れませんでしたが、換気と体勢を意識することでかなりの改善をはかることができました。
過ごし方のコツ2:呼吸をしやすくする
- 部屋の換気のために、窓を開ける・換気扇を回す・ドライを入れて湿度を下げる
- 呼吸のしやすい体制で休む。苦しいときは座って調整し落ち着いたら横になる等、息苦しさを解消しよう。
準備したいもの1:体調管理
コロナ療養中は自分で体調管理を行うことも大切です。自宅療養開始時に早急に準備してよかったと思うものをご紹介します。
1.パルスオキシメーター
コロナにかかりますと体温に加えて気にしないといけないのが「酸素飽和度」です。この酸素飽和度がどんどん下がっていくと呼吸不全に陥ってきて重症になるという形ですね(※yahooニュースより)。保健所からパルスオキシメーターを借りることもできるようですが自宅に届くまでに時間がかかりチェックできない期間が出てしまうので自分で購入し即座に計測できるようにしました。
高熱・咳がひどいときは94~95%になり酸素飽和度が低い状態でしたが、東京都「自宅療養者フォローアップセンター」と相談し大きく問題ないことを確認しつつ、毎日を過ごしておりました。酸素飽和度が極端に低くならないよう毎日のチェックが必要です。Amazonで調べパルスオキシメーターを購入しました。
2.熱冷シート・湿布
高熱がでて寝づらい場合は熱さまシートを頭や首に貼ることで少々熱を緩和しておりました。他の商品も試しましたが貼る面積が大きい商品だと粘着性が高く剥がれにくいなどのメリットがあり使いやすかったです。これは類似製品でも全く問題ないと思います。
長期間横になっていると首や背中の筋肉のコリが出て非常に寝づらい状況になってしまいます。それを緩和するにはやはり湿布です。熱は解熱剤メインで下げて湿布で筋肉をほぐすことで寝やすさが向上しました。ストレッチ等をしっかり行えれば良いのですがそうはいきませんので、長期間療養する場合は必須アイテムですね。
準備したいもの2:食べ物・飲み物
コロナ療養中は外出が禁止されますので必要な食べ物・飲み物の事前準備も重要になってきます。
わたしの症状の場合、高熱が出た場合は味もイマイチしないうえに固形物を食べたい気持ちになりませんでしたのでスルっと食べやすいものを準備しました。実際に食べやすかったものはゼリーとヨーグルトです。
ゼリーとヨーグルトも試行錯誤し、ゼリーは「たらみの160gのサイズ」ヨーグルトは「朝食りんごヨーグルト」がスルスルと体に入れ込むことができウィダーインゼリーと比べても非常に食べやすかったですね。果物もしっかりとれて回復につながったと感じています。食べ物は友達に協力してもらったりUber Eatsの宅配サービスを利用してました。
コロナに感染した芸人のレイザーラモンRGさんもゼリーを食べられていたので似た症状の方は共通して食べやすいのかな?と感じています。
コロナ療養中あるある
梨や桃は皮むくのがやはり大変…最後にはこういうゼリーたちに助けられがち♪
愛媛の両親から大量に送られてきました!助かったー!まもなく復帰します!ゼリーとフルーツばかりで過ごしたら10日間で10キロ減。ダイエット本だしたろかな! pic.twitter.com/j7cPfSsaGi
— レイザーラモンRG (@rgizubuchi) August 10, 2021
飲み物は喉が渇いたり薬を飲む場合は水を、汗をかいたあとなどナトリウムも含めて水分補給する場合はポカリを用意しました。2週間の自宅療養だと2L×9本の水も全て飲み切ってしまいましたので十分な水分を準備しておきましょう。
体調の相談はだれにしたら良いの?相談先について
コロナ療養中わたしは3つの相談先を駆使して自宅療養を続けてました。
step
11つ目:保健所 | 自宅療養者フォローアップセンター
step
22つ目:オンライン診療
step
33つ目:友達の医療関係者
熱が落ちて治ってきたらどうする?
コロナ自宅療養終盤、熱が落ちてきたらどうしたら良いか?もイマイチよくわかりませんでした。1つの区切りは保健所からの自宅療養終了の確認になります。
コロナ発症から10日以上経過し、かつ、熱や咳の状態が薬を飲まずに安定してきて3日経った時点で終了になることが多いようで、わたしは保健所とのやりとりで終了のタイミングが決まりました。自宅療養期間が終了したあと、仕事にいつ戻ったら良いか?等は会社と相談してくださいとの連絡がありその後のスケジュールはまたまた自分で決める必要があります。
わたしの場合は熱が下がったあとも咳がひどかったので自宅療養期間が明けた次の日に呼吸器内科で肺炎などのチェックをしてもらうこととしました。呼吸器内科で診てもらった結果、肺炎の後があることが分かり、抗生物質を処方され不安だった症状に安心感を持つことができました。
治ってきたあとのアクション
- 熱がおさまっても体調が悪い場合は病院の診察を受ける
- 仕事への復帰タイミングは自分の体調と相談して決める
まとめ
コロナ自宅療養のわたしの実体験をご紹介しました。わたしの場合は自宅療養中に調べ続けることで対応していきましたが、熱が出ている最中調べる作業も正直しんどいです。もしかかったらどうする?を事前想定しておいたら良かったと自宅療養を通じて実感しました。
全体を通じてのポイントを最後にまとめました。
全体を通じてのポイント
- 熱が出た場合に診てもらう病院を事前に決めておく
- 2週間程度の長期療養期間を想定して薬・パルスオキシメーター・食べ物飲み物を準備する
- 自宅療養の具体的なイメージを持っておく
- 相談先できる人をあらかじめ想定しておく
コロナにかからない努力を続けるとともに、もしなってしまったらどうする?を一度考えていただくと、自宅療養になってしまった場合も安心感を増して対応できるのでは?と考えます。
(追記)2022年7月にまたまたコロナ陽性となってしまい、2回目の体験談をこちらの記事にまとめました。ご参考ください。
自宅療養中、カフェインの多い飲み物を飲むと寝にくい状況もありましたので、お茶・コーヒー等のカフェインにもご注意ください。
お茶のカフェインについてはこちらも是非ご参考ください。