ボイパをやってみたい!
アカペラに興味を持ち一度はやってみたいと思うボイパ。
学生の方ならば、アカペラサークルに入ってどのパートをやろうかな?
社会人の方ならば、自分で始めたい、または社会人アカペラサークルで始めたいなぁ
と思う方もいらっしゃるのかなと思います。
私はボイパをボチボチ続けて2020年現在15年ほどになりまして、ボイパを趣味にするとどんな楽しいことがあるの?等のメリットや、あるいは取り組みが難しいデメリットを紹介することで、ボイパを趣味にしたい方へのマクロな目標設定の手助けになれば幸いです。
◼️もくじ
・ボイパを趣味にするデメリット
・まとめ
で解説していきます。
ボイパを趣味にするメリット
ボイパを通じて、アカペラ演奏で良かったことに加え、アカペラ以外の音楽でのメリット、想定外のメリットもあり、その3点について紹介したいと思います。
アカペラ演奏
アカペラ演奏でボイパをやっていてよかったと思うことは主には以下の3点です。
・そもそもの演奏が目立つ
・バンド・曲のリズムコントロールをできる
アカペラで勢いのある(リズムが面白い)曲を演奏できる
アカペラの曲で、特に海外アカペラバンドでは非常にリズムが楽しくカッコいい曲が見られます。そういった曲をやる場合に、ボイパの存在は必ず必要でリードやコーラス・ベースだけで表現するのは難しいです。テンポが速くてカッコいい曲、R&Bのような重いタメのある曲、テンポの速いJazz、等、ボイパであるからこそ、そういった曲を演奏する機会は増えますし、私はアカペラ演奏におけるボイパパートのメリットと考えます。
そもそもの演奏が目立つ
アカペラ演奏においてボイパパート以外の方は基本的には声で演奏しています。ボイパパートの人も勿論声も使いますが唇、舌、歯、喉、など様々な音の鳴る箇所を使って演奏しますので、特殊な音がなり声より単純に目立ちます。
目立つが故に難しいパートでありますが、反面、表現したい音楽が聴き手に伝えやすいパートですので、おいしい演奏が決まった時など、聴き手の反応をダイレクトに味わうことができるのが楽しくメリットと考えます。
一生懸命練習していた強烈な音を決めどころに入れ、ライブが沸いたときなどはとてもテンションが上がりますし、バンドメンバーのテンションにも好影響を与えることができますね。
バンド・曲のリズムコントロールをできる
ボイパはアカペラにおける専属のリズムパートなので、バンドや曲のリズム感を如何様にもコントロールすることが可能であり、
聴き手に伝えたいリズムを直接伝えることができることがメリットと考えます。
自然と聴き手から手拍子が始まったり、首を動かしてリズムに乗ってくれている人がいると、うれしくなりますね。
アカペラ以外
ボイパをやっていて特にメリットを感じるのは「アカペラ関係なく音楽活動しやすい」が一番大きいです。
主にはソロ演奏とセッションです。
ソロ演奏
ボイパ演奏をすると初めての方からは、どうやって音を出しているの?人間からそんな音が鳴るの?など、言われることが多いです。
初めて聴いた人からすると、曲芸的な演奏に見えますね。
私もソロでボイパ演奏をライブですることがあり、アカペラシーン以外での活動があります。
■私のアカペラシーン以外でのボイパソロ
・知人の会員制バーのカラオケ
・会社のイベント
・知人の結婚式の余興
マイク一本あれば演奏できますし、色んな方に喜んでもらえやすいのがボイパのメリットと考えます。
セッションがしやすい
ボイパは色んな演奏とセッションがしやすいことがメリットと考えます。
アカペラのバンド活動は、他のメンバーとうまくセッションすることが求められているため、普段鍛えた経験値がアカペラ以外の音楽とも相性が良いです。
■私が経験したアカペラ以外のセッション
・ラップ
・ピアノ
・カホン
・ドラム
・Jazzセッション
アコースティックギターの演奏と初めてボイパでセッションした時は、想像以上に相性がよく、とても楽しくなったことを覚えています。
また、jazzセッションでドラム無しのパーカッション担当として参加するなど、活躍の場はアカペラ以外にも幅広くあります。
ボイパ担当の方は、自身で足を運ぶことで活躍できる世界が幅広くある、パーカッションとして生きていくことができるのがメリットと考えます。
nanaでのコラボもボイパができれば即興で実践することができます。自身でリズムをキープしていないので合わせるのが難しい時がありますが、そこは要セッションですね!
nana実践記事
想定外
ボイパを趣味にする前に想像していなかった想定外のメリットですが、ボイパができると「友達の待ち時間に困らない」メリットがあります。
待ち合わせの時間に一緒に遊ぶ友達が遅れてしまった場合に、ボイパはどこでも練習できてしまいますので、個人練習をしながら友達を待つことで、待ち時間を有効的に使えるようになります。街中でボイパ練習をしまくっていると、変な人と思われることが多々ありますので、周りには気を付けて実施しましょう。
他には、ロウソクの火を消しやすくなる、表情筋や舌の筋肉が鍛えられる、リズムを学ぶトリガーになる、などなど、上げるとキリがない気がしております。
ボイパを趣味にするデメリット
ボイパを趣味にした場合に、ちょっとしたデメリットもありますので紹介しておきます。
■私が考えるボイパのデメリット
・思ったより女性に受けない
・空気を吸う技で風邪を引いてしまう
・どこでも練習してしまい世の中の人に引かれる
・歯へのダメージが少々ある
習得に時間がかかる
ボイパは明日から始めようと思っていきなりステージに立てるかというと、それは難しいです。ボイパの音を鳴らすことができる、リズムに沿ってボイパを打てる、バンドで合わせてもリズムが崩れず演奏できる、など、最低限必要な技術力が求められます。ある程度、ちゃんとしたボイパができるまでは、最低でも三か月程度は練習が必要と考えております。必要に応じて教えてくれる人を見つけると良いですね。
思ったより女性に受けない
ボイパを始めたときは、ボイパができたらカッコいい!モテるのでは?と思っておりましたが、実際のところモテ度合いに影響はあまりありませんでした(個人差あり)。
演奏を褒めてもらったことはありますが、それでキャーかっこいい!とはならない、むしろ、研究肌の男性が集まってくる…印象があります。笑
私は高校生の時に「バク転ができたらモテる!?」と思い、器械体操部に入部してできるようになりましたが、やはり曲芸的なもので、特段女性に受けるものではありませんでした。ボイパの期待値を上げすぎないように…音楽していきましょう!
空気を吸う技で風邪を引いてしまう
私の経験談になりますが、ボイパというよりはbeatboxの技である「Crab Scratch」というスクラッチ音を鳴らす技を練習していた際、家にこもって練習していたはずなのですが、家族経由でインフルエンザにかかってしまった経験があります。手を使ってボイパをするような技を使う場合は、ウイルスを吸ってしまう可能性がありますので要注意して頂ければと思います。
どこでも練習してしまい世の中の人に引かれる
ボイパはどこでも練習でき、夢中になってしまっていると周りが見えなくなり、気づいたら世の中の通りすがりの人に引かれていることがあります。私の経験上、駅のホームの待ち時間に練習する、踏切を渡る前の信号で練習する等していたときに、特に引かれた経験があります。
他には会社の誰もいないと思った通路でボイパをしていた時に、曲がり角で人がいたことに気付いて恥ずかしい気持ちになるなど、手軽で楽しい反面、演奏する場所には要注意して頂ければと思います。
歯へのダメージが少々ある
これはまだ未検証なのですが、歯医者に行った際に「歯ぎしりをしていますね」と言われたことがあります。私は寝ている間に歯ぎしりはしないタイプのようでして、おそらくはボイパのし過ぎで少々奥歯に影響があったようです。あまり力を入れすぎず、噛みしめすぎず普段ボイパを練習することが大切ですね。
まとめ
ボイパはメリット・デメリットありますが、マイク一つで幅広い音楽活動ができる点が非常に優れた趣味と考えます。
自分の体とマイクさえあれば、どんなところでも音楽ができてしまう、ボイパ。
是非、興味のある方はのめり込んでいだだければ、と思います。
ボイパの音色について、ボイパと黒人のリズムについての記事を作成しましたので、ボイパを始める方は是非読んでみてください。