NOAHで配信ライブを先日実施してきまして、実施までの流れと当日の流れをご紹介したいと思います。
ライブをしたいけれども発表の場に困っている方に、参考になると幸いです。
NOAHの配信ライブについて、準備から本番当日の流れをご紹介します。
■ご紹介内容
・ライブに向けての準備
・当日のリハーサルについて
・配信ライブ本番について
・配信動画
・まとめ
NOAH配信ライブの概要
NOAH配信ライブは、音楽スタジオNOAHさん始められたサービスで、現在は各店舗毎に色々な企画を催されているようです。
スタジオに出向いて演奏するだけでインターネット上でライブ配信が簡単にできる、というものになります。
わたしが参加した配信ライブは自由が丘店での録音・配信でした。
以下のURLに現在のNOAH配信ライブの募集があります。
指定時間が決められており、リーズナブルに利用できるようですので音楽を趣味にされている方は日頃からチェックしておきたいですね!
ノア配信ライブの募集
NOAH配信ライブに向けての準備事項について
ライブハウスでライブする場合も、ライブハウスとのやり取りがあるかと思いますが、インターネットの配信ライブでも同様に事前準備が必要です。
今回はyoutubeでの配信ライブでしたので、以下のものが必要でした。
■配信ライブに向けて必要だったもの
・youtube配信ページに記載する紹介文
・当日のスケジュールとバンド構成
・必要となる機材
以下、それぞれについて紹介していきます。
youtube配信中に見せる蓋絵
配信ライブであっても、バンドの演奏自体は従来のライブとほぼ変わりません。
複数のバンドで交代して演奏します。
従って転換の時間が発生します。
youtube配信ではその間に見せる「絵」が必要になります。
NOAH配信ライブでは蓋絵と呼ばれておりましたが、ライブ配信を見ている方の待ち時間に見ていただく画像です。今回はロゴとQRコードを入れた画像を用意しました。
配信してから思い返すと、待ち時間にもっと楽しんでもらえる愉快な画像であると、なお良かったかなと思います。
youtube配信ページに記載する紹介文
youtube配信のライブページは、youtubeの動画と同じく文章を記載することができます。この文章の記述もNOAH側で実施いただけますので、事前に記載してほしい文面を連絡する必要があります。
今回の配信では、ライブの概要に加え、Twitterのアカウント情報、普段公開しているyoutubeのURLなどをNOAHさんにご連絡し記載いただきました。
当日のスケジュールとバンド構成
通常のライブですと、スケジュールの概要・バンドの構成と曲が分かるPA表をライブハウスに提出すると思います。
youtube配信ですと事前に連絡しておくと当日の運びがスムーズになりますので、リハーサル・本番配信含め、スケジュールとバンド構成をご連絡しました。
バンド毎に、リハーサル、本番含めて、必要となる時間、バンドの人数等の詳細、演奏する曲を演奏を事前にお伝えしました。
当日はカメラやスタジオの準備がありますので、配信者の思う通りのスケジュールにはならないですが、案を共有しておくことで当日の運びがスムーズになります。
必要となる機材
今回はアカペラの演奏に加え、キーボード・カホンを使うバンド構成でした。そのため、必要になるマイクの本数、持ち込みのマイクの本数、他機材の情報を事前にご連絡しました。
当日のリハーサルについて
NOAH配信ライブ当日の詳細をご紹介します。
通常のライブハウスでのライブと同じく、集合時間に演奏者が集まり、ライブハウス側への挨拶から始まります。
ライブハウスでは早速リハーサルとなりますが、youtubeでのライブ配信ではカメラ撮影や照明の設置が必要になります。そのため、バンドの人数、立ち位置を簡単にNOAHさんと共有すると、NOAHさん側でカメラ・照明・マイクの設置が始まります。
待ち時間は控室かPAルームで待機になります。コーヒーが置いてあったり、ソファーがふかふかだったりと素晴らしい待機室です。
我々はまったり休憩したり、生声で練習したり、本番に向けての準備を行っておりました。
45分くらい経つと、リハーサルができるようになりまして、揃っているバンドからリハーサルをしていきます。
ライブハウスでのリハーサルでは、アカペラの細かいポイントをPAさんと共有したりしますが、NOAHのyoutube配信ライブではPAさんが良い感じにMIXしてくれますので、音響についてはあまり気にするポイントは無いです。演奏中の返しの聴こえ方のみチェックすればよいと思います。
また、次にチェックするポイントは「立ち位置」です。youtube配信サービスでは、複数のカメラで撮影して頂けますので、どこのカメラでどう撮影されているかの理解が必要になります。カメラの位置に対して適切な位置をNOAHの方と確認すればOKです。
他に確認するポイントは、youtubeライブ配信のため、蓋絵から演奏開始までの流れ、演奏し終わった時の流れ、です。
蓋絵から演奏開始までのカウントをカメラマンの方に実施いただき、それに応じてどのタイミングで歌い出すかを決めておく必要があります。また、演奏し終わった後は蓋絵に切り替わりますが、切り替わるまでの待ち時間をおよそ確認しておく必要があります。スタジオにはyoutube配信中の画面がモニターにありますので、それを見ながら5秒程度待ち、蓋絵に切り替わるタイミングを確認します。
以上で、配信ライブの準備は殆どOKです。
MCをする際はマイクのリバーブを切る必要がありますので、本番時に急に喋りたくなった場合は、分かりやすいように合図してください、等のポイントもありました。
配信ライブ本番について
配信時間になると、いよいよ本番が始まります。
リハーサル通りに、バンド事に演奏し、蓋絵に切り替え、順番に演奏していきます。
配信ライブはライブハウスと違い、お客さんが目の前にいないので、演奏中のテンションの高ぶりが少なく、落ち着いて演奏することが出来ます。
一方で、お客さんが目の前にいる盛り上がりの気持ちを演奏に乗せることは難しいので、ライブ感をより出したいときには事前の準備が必要になります。
また、お客さんがいないライブなので、マイクがミュートの時間に音取りを実施したり、事前確認の時間を十分に取ることができます。
普段の練習通り演奏できそうか、十分に確認してスタートすると良いです。
転換もリハーサルで試した通りの時間で実施できますので、大きく押したり巻いたりということは無いように思います。
スタジオなので、譜面台を使って演奏しても違和感はありませんので、ライブハウスでの演奏よりもしっかりと準備ができるのがメリットと思います。
事前に用意しておいたスケジュール通り、演奏が終わり、1時間程度で終了。
youtubeの配信ライブですので、演奏している最中に他のバンドメンバーがyoutubeで配信状況を見れるのも面白いポイントになります。
配信ライブに参加したメンバーからは、ライブが久しぶりであり、本格的なスタジオで演奏できたのが楽しかったとの声が多かったです。
配信動画
NOAHの配信ライブの動画を、別途動画ファイルでいただくことが出来ます。以下の音源でバックでボイパ演奏しているのが私になります。
まとめ
今回、初めてNOAHさんの配信ライブで演奏させてもらいました。
配信ライブを実施したポイントをまとめますと、以下になります。
■NOAH配信ライブでのポイント
・動画配信に特化した立ち位置や入りハケの当日理解が必要
・演奏は思っていた以上に落ち着いて実施することができる
・集まって生演奏するのは、やっぱり楽しい
お客さんは実際にはいないライブとなりましたが、演奏者としては十分に満足できる内容となりました。
我々もまた、別途NOAHさんで配信ライブができる機会があれば実施したく思いますし、
ライブしたいけれどもできていないバンドの方にもおすすめの内容となっていると思います。
ミュージシャンとして、新しいライブ活動にも是非チャレンジしてみましょう!
ボイパの練習をしたい方はこちらの記事を参考ください。